君は今朝の太陽を見たか
おはようございます
朝の散歩オレンジ色に染まる海に映る太陽
思わず立ち止まり魅入ってしまった
手を合わせ今日1日の無事を願う
帰り道
黄金色に輝く太陽に又々魅せられてしまった
シャワーを浴びてデッキに出る
昨日は倉庫の荷物を移動して
中の棚を取り除き倉庫を空っぽに
次にお店の顔に成って居た5メートルのカウンターを取り外した
このカウンターは一階の梁に使う為に細工した物でしたが寸法間違いで一寸短かった物
使えずに放置されて居たのですが以前からカフェには長いカウンターを入れたかった思いがあり
尺5寸(45センチ)の四寸(12センチ)の二軒半(約5メートル)の細工されたままの梁をカウンターとして使い
山口のお寺で使われて居た二軒の銀杏の桁でベンチを作りズーッと使って来ました
このベンチも山口に持って帰ります
次に
大黒柱を外した
これは中学校の時の同級生の実家にあった大黒柱
よく同級生の家に遊びに言って居た頃
家の真ん中にピカピカの尺物の大黒柱がドッシリと立って居た姿が何とも言えず美しかった
彼のお母さんにこの家壊す時があったらこの大黒柱下さいと言っていたもので
お母さんも笑ってこんな柱が欲しいなんて面白い事言うなーと言いながら
そんなに気に入ってるなら家壊す時には取っておいといたげるわな〜と約束しておいた大黒柱です
20数年後本当に家を壊した時ちゃんと約束どうり取っておいてくださったものを頂いた
僕の宝物の一つです
奄美に来て最初の工房兼カフェの大黒柱として使い
10年後家を立て替えた時も螺旋階段の横にあった柱を外してこの大黒柱と差し変えたものです
今回カフェを閉めて山口の工房に戻るに際してこれだけはどうしても持って帰りたくて元の柱を戻して差し替えます
20年の思い出が詰まった物たちです
今日は通称コックピット(事務所)の様な場所ですが僕の大切な本に三方を囲まれて気持ちが落ち着くところです
ここの本を整理してデスクを出す作業
ピッタリと収まって居るデスクは昔我が家で食卓として使われて居たもので
子供の頃良く叱られた時このテーブルの下に隠れて寝てしまった事も度々あったテーブルです
親父もこのテーブルの上でおしめを替えられて居たそうです
毎日8人がこのテーブルを囲み三度の食事をして居ました
祖父が足が悪くて正座が出来ないのでテーブルを作らせたそうで
シンプルだけど結構凝った作りになって居ました
もう100年以上昔に作られたテーブル
これも手放せません
昔から何となく古い家具が好きで我が家にあったものや兄弟の家にあった物
親戚の家にあった古い家具が自然に僕の所に集まって来て居るので
今ある家具には持って居た人の名前が付いて居ます
あれどこにある?
太郎さんのみずやの下の引き出しにあるよ、
あれどこ行った?
あああれは達郎さんの一番上の引き出しに
こんな感じの生活です
亡くなった曽祖父や祖母達がいまだに生きて居る様な気がします
だから捨てられないのです
また今回も皆んな持って行きます
これも持って行きたいけどな〜